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おすすめの本  心臓を貫かれて

41N7XZVVS3L__SL500_AA240_最近、本を読む暇ができてまして本棚を眺め、久しぶりに読み返し(これまで3~4回?くらい)てみました。何度読んでも飲みこまれてしまう本です。

『心臓を貫かれて』

マイケル・ギルモア 著、 村上春樹 訳 ノンフィクション

著者であるマイケル・ギルモアの家族の物語。マイケルはローリング・ストーンズ誌などで仕事をした音楽ライター。その家族、父フランク、母ベッシー、長男フランクjr、次男ゲイリー、三男ゲイレン、四男マイケル。

フランクは詐欺師、ベッシーは敬虔なモルモン教徒の家庭出身、マイケルと年の離れたフランクjr・ゲイリー・ゲイレンは父親の壮絶な家庭内暴力と不安定な生活の中で育つ。そのような環境で育ったフランクjrは行方不明、ゲイリー・ゲイレンは常習的な犯罪者となり、後にゲイレンは何者かに殺害される。

そして、本著の中心人物である二男ゲイリー・ギルモアは、ユタ州において2人のモルモン教徒を殺害し強盗殺人で死刑を宣告される。当時アメリカでは死刑廃止の世論が強く、死刑を宣告されても実質的には終身刑と同じだったが、ゲイリーは法廷に対して自分が判決通り処刑されることを求める「私は男らしく死にたいと思う」「銃殺刑を求める」と。このことは全米で報道され一時期ニュースでゲイリーを見ない日はないほどに。そんな中、マイケルは死刑執行停止を求めて奔走する・・・

ゲイリー・ギルモアについてはノーマン・メイラーの『死刑執行人の歌』が全米大ベストセラーになりピューリッツァー賞を受賞しています。また、テレビ映画化(トミー・リー・ジョーンズ出演)もされています。

あとがき抜きで上下二段600ページ弱、内容もさることながら文量もずしり(文庫もあり)。クリスマス気分に水を差したい方におススメ(w

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